「OSAKAモリアゲ隊 2nd.=みのおDASH!!=」
~まんどろ火祭りを盛り上げるで!~
【アラカルト②】
■サブタイトル:~まんどろ火祭りを盛り上げるで!~
「まんどろ祭り」は、伝統行事のまんどろを「かやの中央」地域に復活させようと、かやの中央まち育て交流会が主催しています。
里山文化や愛宕信仰、お盆の送り火など、さまざまな魅力を秘めた雄大な火の祭りです。
~むかしのまんどろ~
萱野の村々では、8月にまんどろがおこなわれてきました。
まんどろの夜は、火の川がいく筋も流れるように見えてとてもきれいでした。
まんどろは西稲、東稲、北芝、芝、白島、坊島、西宿、今宮、外院などの地域で行われていました。
地域によって異なる部分がありますが、以下がその様子です。
男の子たちは昼間にタイマツを持って村の愛宕山に登り、社の前で「くすべ」という護摩焚きのように
木の枝や草などを焚いて煙を上げました。この時に大きなかけ声を上げます。
かけ声は村ごとに違いました。
スイカを丸ごと持って行って食べることが楽しみだったそうです。
暗くなると「ダマシ」といって小さめのタイマツや麦わらを束にしたものに火をつけ、
山の中腹まで降りて戻ることをしました。これは、他村より遅く降りるようにするためです。
本番では皆がタイマツに火をつけ、大きな声でかけ声を唱えながら山を降ります。
青年団は、火や灰の後始末をしながら後を追いました。
村では女の子たちが浴衣姿に提灯をもって待っていました。
タイマツを持たない大人も、タイマツが降りてくるのを見て楽しんだそうです。
担い手不足や簡素化で減少しましたが、今でも白島、北芝、芝の3地区で行われています。